サークルの女の子がマルチの手先だった話

若かりし頃の思い出

今でこそ、喫茶店でマルチ商法に関する勧誘・および戦略トークを耳にすると「フフッ」と聞き流すことができますが、私も人の子。昔は危うく一線を越えそうになったこともありました。

20そこそこの私は、この旺盛な好奇心とフットワークの軽さから、いろいろなサークルに顔を出しては、知り合いを増やすことに意義を見出していました。「人脈=知り合いの多さ」だと勘違いしていた大学時代。人とのつながりが私の毎日の熱量を支えていました。所属したサークル・団体は、「現代経済研究会(仮名)」「バドミントンサークル(仮名)」「某NPO法人」「就職活動支援サークル(仮名)」「散歩会(仮名)」「株式投資サークル(仮名)」などなど。毎日忙しく過ごしていましたが、結局はブログのネタとしてここで笑いの種となるわけです。本当にありがとうございました。

某サークルに美人がいた

あれは初夏のことでした。大学の授業が終わりバイトの時間まで間が空いたので、友達とふらふらしていると、「某サークルに美人がいる」という話になりました。美人と聞き、飼い主を待っていた犬のように話に飛びついた私。聞けば「現代経済研究会(仮名)」にその人(Aさん)がいるということがわかりました。現代経済研究会というサークルがどんなサークルなのか皆目見当がつきませんでしたが、とりあえずその研究会を見学してみることにしました。

現代経済研究会

私は経済学部生だったので、経済には少なからず興味がありました。なので、臆せず研究会に潜入することに。

Aさんは確かに美人でした。やられました。話半分で「参加します」と言って、次回の研究会から参加することにしたのです。Aさんから次回までに買ってきて欲しい参考書(金持ち○さん)を告げられ、本に目を通しておくように言われました。研究会の活動スタイルは、その参考書を読みながらディスカッションするというものでした。よく考えてみれば謎のサークルですが、若かりし頃の私は美人にお近づきになりたかったのです。部屋から出ると、すぐに大学生協に行って参考書を買ったのでした。

現代経済研究会・初日にして危険を感じる

現代経済研究会での活動は、エキサイティングなものでした。「新しいビジネスとは」に始まり、「労働者の搾取」「新しい収益源」など香ばしい内容。私は初日にして怖くなってしまいました。なので、初日にして「すみません、やっぱり辞めます」と言って部屋を出ました。

危うくアバンギャルドな世界に行ってしまうところでした…。学生相談所に乗り込んで相談しようかと思ったくらいでした。かなり精神的に消耗した私は、ひとりカフェに入り天を仰いでいました。

Aさんからのメール

その後、Aさんからメールが届くようになります。内容は上述の通りアバンギャルドな話。毎回「新しいビジネス」の話が書いてあるメールが定期的にとどくので、気が狂いそうでした。Aさん自身は悪意なくメールを送っているのでしょう。しかしながら私は悪意にしか感じませんでした。美人恐怖症にもなってしまいました(これは社会人になると治りました)。

学生相談所へ

たまらなくなり、学生相談所へ行きました。学生相談所でカウンセリングを受け、どうにかこうにか復活。Aさんも何かを感じたのか、それ以来、勧誘をしてくることはなくなりました。私がいまでも勧誘(マンション、ケーブルテレビなど含む)に関して極端にドライな対応をするようになったのは、この時のトラウマが原因です。

キャンパスですれ違うたびに目を合わせないようになる

実はAさんとは同じ学部でしたので、しょっちゅうキャンパスですれ違いました。私はなるべくすれ違わないように遠回りして構内を歩いていましたが、どうしてもすれ違ってしまいそうになったときは、気付いてないふりをしながら友達と大声を出して笑いながら通過しました。誠に面倒な話です。

教訓

少しでもおかしいと感じたら逃げましょう。

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